食の楽しさと、魅力をつなぐ老舗料亭のおもてなし。
かも川本館
凛とした佇まい。
穏やかで特別な時間を過ごす。
長岡市殿町・柏町 【かも川本館・別館】
「今日は少しだけ特別。近況報告とお祝いを兼ねて女子二人だけでゆっくりランチ」。
この街の老舗が今、女子の心を踊らせる非日常感を演出する。
親友二人で時間を合わせて少し遠くに温泉旅行にも行きたい。でも、なかなかお互いの時間を合わせるのも難しいのが本音。だったら近くで思いっきり非日常感を味わいたい。そんな時に訪れるべきは、長岡駅より徒歩5分の老舗料亭のお得なランチはいかがだろう。店構えはもちろん、アプローチから部屋のしつらえまで、ここなら私たちの求める非日常感の全てを兼ね備えている。こんな近くにこんな時間を過ごせるところがあるなんて、驚きの連続だ。畳の匂い、掛け軸、花器にいけられた季節の花、魅力的な座敷個室。隣客の声も聞こえることのない特別な時間。駅からすぐ近い立地であることを忘れるほどの静けさに包まれる。ここでいただくのは、季節の食材をいかした色とりどりの一口懐石と7種のスイーツが付く“アフタヌーンティープラン”。二人で顔を見合わせて「かわいいね!」と笑みがこぼれる。食後は、それぞれお好きなお茶を飲みながらゆっくりと時間を過ごせ非日常感を味わえる。「また絶対来ようね!」帰る頃の二人は久しぶりの高揚感で満たされていた。
写真は以前の「アフタヌーンティープラン」。この4月からは新しいメニューでご案内している。
「アフタヌーンティープラン」は、かも川本館にて平日限定13:00〜16:00。
歴史と共に愛される。
長岡駅からほど近い「かも川本館」、柿川沿いに佇む「かも川別館」を運営する有限会社鴨川館。創業は昭和20年代始めと歴史は古く、当時の料亭文化を牽引してきた長岡屈指の老舗料亭だ。これ程にも長い間、多くの地元の人々や一流の著名人から愛され続けるには理由があるに違いない。
創業者である青木九一は素材へのこだわりや味への探究心が人一倍強かった。そのこだわり抜いた素材と味の本質は、時代が変わる今もなお、脈々と受け継がれている。
上質なお料理、そしてお客様を迎え入れてくれる温かな女将の素敵な笑顔と細やかな心遣いが利用する人々をより一層、至福の時間へと導いていた。
歴史と共に受け継がれた「おもてなし」の心と美味しいお料理が今も変わらず多くの人を魅了しているようだ。
かも川本館の各お部屋からの庭の眺めは、時の流れを忘れさせてくれる特別な空間になっている。写真は三代目女将。
かも川別館
柿川沿いに佇む別館。最大150名まで一堂に会することのできる大広間もあり大小様々な集まりに対応できる。
伝統と革新。
新たな日本料理の可能性。
料亭かも川本館と別館では、老舗料亭としてこれからの歴史を共に支えてくれる板前を男女問わず求めているようだ。「今まで培ってきた伝統技術を生かしながらも、新しい料理の世界も求めていく。それが私たちの使命かもしれません。」そう話すのは長谷川佐久信社長。板前は男性のイメージや厳しいイメージが強く、女性調理師の応募はどうなのかと不安に思う方もいるかもしれないが、そこは心配いらない様子。
板前の世界は「目で盗む」。そんな厳しいイメージが強い印象だが、現在は大きく違うという。基本からしっかりと指導し、学んでいく。職人の世界も、今では女性も安心して働ける職場環境に変化しているようだ。
「グローバルな時代だからこそ、これからの日本料理は女性ならではの視点はとても大切で、活躍できる時代かもしれませんね。」と社長は話す。日本料理の世界もより一層柔軟に進化していきそうだ。
現在、調理場や仲居さんは20代〜40代が中心に元気に活躍しているという。板前さんも仲居さんもこれをきっかけにいい人に出会えたら嬉しいとのこと。鴨川館では男女問わず大いに活躍できる環境も整っていた。
これからの季節はご結婚に向けた初めてのご両家の顔合わせや、お子様の成長をお祝いする行事、ご法要などの少人数でのご利用の他、ご結婚式やご披露宴なども行われるという。また、最近では大人の女性だけでの女子会でご利用いただくことも増えているとか。
料亭と聞くと少し緊張する。そんな声も聞こえてきそうだが・・・。「少しかしこまった印象が強いですよね。ですが、老舗料亭の流儀を楽しんでもらえたら嬉しいです。ここでしか味わえない料理と空間、温かなおもてなし。それら全てのひと時を楽しんでいただけることが何より私たちのやりがいです」そんな風に話していただきました。
板前たちの織りなす極上の「食」。四季の移り変わりとともに心ゆくまで味わってみてはいかがだろうか。
素材の味を存分に活かす和食の世界。一瞬の隙を見逃さない真剣な眼差しの板長の長谷川さん。
DATA
料亭 かも川本館・別館
長岡市殿町・長岡市柏町